軽率な地層

ものを捨てる。家から、物が、物理的に減ることでしか片付かないのでは…という現実に今更、気付いた。
タオルってどのくらいまで使ったらいいの…とか、布もの捨てるなら掃除に使ってから…とか、そういうのがいい加減にめんどうになった。
しかし吹っ切れきれずに「これは…これは……まだ…いい…使うのでは…ないか…」みたいなのたくそしたペースではあるが、ほんの一部だけでもごみ袋に突っ込んでみると、やっぱり「スッキリした…」という感覚がじわじわとわいてくるのだった。
えらい、比較的えらい、自分史上ややえらい。
と自らを鼓舞しながらごみを捨てに行ったら私より豪快に色々捨ててる袋を見掛けて、あっ……まだまだだめだ!所詮ごみ捨てについてはヒヨッコ!生ぬるかった!すみません!!って思って割と意気消沈した。
でも、でも、自分史上ややえらいんだ。少なくとも自分史上では。これからがんばるよ、今が一番頑張ってた瞬間にならないように……。……ならないぞ……。