アスキー・メディアワークス 『電撃黒マ王』Vol.6(2008年12月19日発売)

ファムファタル 〜運命の女〜』の連載第6回 (46p)です。
若人達のパッション(その場の勢い)に切なくなる回。
振り返れば、割と重大な場面において「うっかり」「何となく」やらかし続け、無かったことにしたいあれこれの積み重ねの人生ですが、何故か(電車に乗ってるときとかに)不意にひょっこり思い出して「ギャア!」と動揺してしまったり。しかし「ギャア!」と思う以上の対処なんて今更出来る筈もなく。
そういった心の引き出しの中身――普段は忘れていたい過去の、恥とか後悔とか絶望にまみれた記憶の数々を、そっと取り出して今の私の目線で観測してみると、それはそれなりに愛しかったり憎かったり胃が痛くなったりするのですが、それでもそういう作業をいっそ楽しんでしまうくらいしか、もう生き延びる道が無いんだ…!!!!
…とか考えながら描いた。恐るべし、過去からの刺客。その正体は自分。なのでおいそれと返り討ちにする訳にもゆかず。チョクショウめ覚えてろ!いや忘れたいんだ!(混乱)
あと三女の下着の色で非常に悩んだ。というかどこまで脱がすかで悩んだ。