2014-02-01から1ヶ月間の記事一覧

はもの

切り捨てるため 切り捨てるため 切り捨てられるため の 刃が にぶっていて 私は悲しい こんなににぶっていては 切り落とすときとても痛い

飽食によせて

帰れずに 変えれずに でも最終的にそこへ行き着く

胡乱な輩

信じません 信じません 言葉の裏に真意が吠えることもないので 窪んだ瞳に それらの言葉は火の様に映るので 遠吠えを聞いては あれは何かしらと あなたの顔を見ることもなく囀るのです けものの耳を持たぬ私は

人の夜

匂いが触れる 匂いに光を見る 匂いに闇を見る

対立する個

ようやく二人きりになれましたね 私と 私の 干乾びた言葉ばかり発しては まるで植物の細い茎の様に ゆらゆらと花を支えているふりをするほうと それを許さぬ種子が いがみ合うこともなく ただお互いを見放してしまう事で安定する そんな二人きりの暗がり

騙されるなよ

忠告はした だから これからも本当のことは話さない 騙されるなよ この想いだけが 貴方に対する忠実だ

「お引っ越し」何度でも

何度引越ししたかもうわからなくなりましたが、沢山の場所に住んでいました。 その住んでいた場所に誰かが住んでいるかもしれないし、その場所自体ないかもしれない、そういう位の時はごうごうと音を立てて経過した。それでもそれぞれの「その時」の自分の愚…

日常と仕事

Twitterにも書きましたが、掃除しようと思って、まず手始めに台所から……のつもりが、台所の排水溝に100均で買った柄の長いブラシを突っ込んだら取っ手のとこがとれまして、辛うじて先端だけ出てる柄の部分を指先でひっぱっても抜けません。今うちにある、さ…

それは私の与り知らぬことでして

あなたの内側の事件を 私が名付けることは出来かねるのです あなたの思うあなたの事件は あくまであなたの管轄下にあり 私が侵入する隙なんて無いのでしょうから 至って平和に あなたの事件を 私の視界から外させて頂きたく

あっ

……ちょっと閉じたら開くの忘れてたよ ごめん ついったーも随分前に普通に開いてたよ…

96万pvありがとうございました

既に昔何を書いたかすっかり忘れていて黒歴史帳みたくなってる可能性大 しかしそれでも一応人生である 人生とは恥ずかしいものである ということに

「あまいもの」要る時々要らない

物凄く欲しいときと、甘さを想像しただけでいやいや絶対要らないって思うときがあって、体とか脳とかってどういう構造なんだろうと。ふしぎ。 甘過ぎないくらいのが好きな筈だけど、めったくそにただただ甘い!これ、超!カロリー!ってやつを食べたいときも…

毒性

染み渡る 化学の力は指先にまで到達する 間違いや手違いが その先へ浸透する 意識の残滓にラベルを貼る これで終わりです 無駄に満ちた全てを整頓し 間違いと手違いを 何食わぬ顔で 燃やして失くす

すがすがしいほど死んでいる

具合悪くて寝たところ起きてみたら余計悪くなっていて、手近な猫の背中に突っ伏して落ち込んでいたけど、猫は猫なので私の心情を慮ることなく、ただただ背中のふわふわ毛を分け与えてくれていて、しかし私の方を見遣ることもなく、やあ本当に心情を察するこ…

何もない

見ないで下さいと叫んで走って逃げたいんだ そこに一種の絶望的な快楽があるんだ 解放、そんな風にも呼ぶこともできる 刺し違える覚悟さえあれば

「ナイショにしていたこと」大概のことは内緒です

小さい頃親の目を盗んで味の素をこっそり食べていた事に始まって、そもそも美容院やら整体で「お仕事何なさってるんですか」的なオーラはゆるっとかわす。人間内緒で出来てると思います。 ただ、施術師さんに「普段一日中ずっとパソコンの前に居る仕事ですか…

群をなす獣の眠り

微かな灯のような細い呼吸 目を閉じて炎を隠す 一面の暗がりだここは

冷める夢

起きない夢の熱は保温され続ける 腐敗するまで温められる

なんだ そんなことか

そんなことか そんなていどのことか といわれたら そんなていどのことなんです、ええ、 たいへんもうしわけありません よけいなじかんばかりとらせましたね はは そんなていどのことだったんです と答えざるを得なくて わたしがわらうと あなたもわらうから …

マサニエロ

城のすすきの波の上には 伊太利亜製の空間がある そこで烏の群が踊る 白雲母〔しろうんも〕のくもの幾きれ (濠と橄欖天蠶絨〔かんらんびらうど〕、杉) ぐみの木かそんなにひかってゆするもの 七つの銀のすすきの穂 (お城の下の桐畑でも、ゆれてゐるゆれてゐ…

混ざらない

融合からかけ離れた性質のわたしたちは

かわいそうにかわいそうに

ことばだけで頭を撫でるひと ことばだけで根っこは切れてる 茎だけを握り締めている 花も葉も無く 茎だって あるかすらわからない 何も無いところを 私も撫でるふりをする

一人

正解は常に変動するとも知っていて 正解は大概胡乱なものだとも知っていて だからあなたは わたしは 一人と一人を保ち過ぎる

嘘をつきたくない

という嘘に いつまで どこまで お付き合い頂けるんでしょうかねえ

sincerely yours

雪が降るかもしれないですよ と伝えるようなことはしない 雪が降るかもしれないですよ と 伝えたくなるような そんな感傷は 多分 ない ことに なっているべきで そうでしょう(そうなのでしょう?)

marginal

足の踏み場も無い

「パン派? ごはん派?」パン派でありごはん派であり

つまりなんでも食べるということです 豆腐がメインであることもあり 何もメインでないこともあり(野菜だけ) 生きているから食べるんだ