すがすがしいほど死んでいる

具合悪くて寝たところ起きてみたら余計悪くなっていて、手近な猫の背中に突っ伏して落ち込んでいたけど、猫は猫なので私の心情を慮ることなく、ただただ背中のふわふわ毛を分け与えてくれていて、しかし私の方を見遣ることもなく、やあ本当に心情を察することのない生き物はこういうとき楽だなあと思った。
すまんなあ猫の子よ。君にはなんの罪もない。