手始めに 木を一本植えよう そしていつか根を張り枝を伸ばして 大地はそれを密かに隠すだろう 跡形もなく分解してしまうだろう
弱っている 横たわり 火の手を見て 火の粉に触れて 何も見えなくなるまで見送って 小さな音をたてて去っていって 音が聞こえない 解さない私の為に
灰色の感触 ぎちぎちと 腐敗する甘さ
爪先や毛先のような遠い場所に 置き忘れてきました わざと 切り落とすことが可能な場所に
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